01私たちの想い
私たちは、大阪府羽曳野市で児童発達支援・放課後等デイサービスの事業をスタートし、現在は松原市・富田林市に拠点を広げ、計6事業所を運営しています。地域に根ざし、発達に特性のある子どもたちやそのご家族に寄り添う支援を続けてまいりました。
開所当初から、私たちが大切にしているのは、「その子らしさを尊重する支援」です。子どもたち一人ひとりがもつ特性や気質、ペースを理解し、それぞれの発達段階に合わせたサポートを提供すること。それが、安心して成長できる土台づくりにつながると信じています。
02小さな「できた!」が、自信につながる
私たちの事業所では、日々の活動を通して、子どもたちの小さな「できた!」という成功体験を積み重ねていくことを目指しています。発達に不安を抱えるお子さまにとって、自信を育てるには、ただ教えるだけでなく、「自分でやってみたい」「できたことを褒めてもらえた」という体験が不可欠です。
私たちは、そんな子どもたちの“挑戦する気持ち”を引き出せるように、スタッフ一同が一丸となって関わっています。
03音楽療育の力 ~心と身体をつなぐやさしい時間~
私たちの6つの事業所の中には、音楽療育に特化している施設があります。音楽には、言葉では伝えにくい感情を自然に表現させてくれる、不思議な力があります。ピアノや打楽器、手拍子、歌など、さまざまな音やリズムを通じて、子どもたちは身体を動かし、心を開き、のびのびと自己表現を楽しんでいます。
特に、発語が遅れているお子さまにとって、音楽は「言葉の入口」になります。たとえば、歌の繰り返しやリズムに合わせて声を出すことで、自然な形で模倣が生まれ、「こんにちは」「どうぞ」などの基本的な言葉を覚えたり、自発的に言葉を出せるようになったりします。単語の習得だけでなく、言葉に抑揚やテンポが加わることで、実用的な会話力の基礎も身についていきます。
また、音楽は行動面にも良い変化をもたらします。リズム遊びやリトミックの活動では、楽しく遊んでいる中で「待つ」「止まる」「順番を守る」といった自己コントロールの力が育ちます。音楽を合図に行動の切り替えができるようになることで、日常生活や集団活動でも落ち着いて行動できるようになったという声も多くいただきます。さらに、音楽療育の時間は、子どもたちが安心して人と関わる練習ができる貴重な場でもあります。お互いの音を聞き合いながら楽器を奏でたり、歌を交代で歌ったりする中で、ソーシャルスキル(対人関係力)が自然と身につきます。音を通して気持ちが通じ合ったときの笑顔は、私たちスタッフにとっても大きな喜びです。
音楽には、誰もが楽しめる力があります。「楽しいから関わりたくなる」「自然に声が出る」「心が落ち着く」——そんな時間が、子どもたち一人ひとりの心と身体の成長につながっています。これからも、音楽を通して子どもたちの可能性を引き出せる支援を続けてまいります。
04ICT教材を活用した学習支援で「わかる楽しさ」を届ける
私たちは、日常の活動の中に「学び」を丁寧に組み込んでいます。多くの子どもたちが、学校の勉強についていけなかったり、学習に対して苦手意識をもっていたりする中で、個別の学習支援は大きな意味を持ちます。
私たちの支援では、学校の宿題サポートはもちろん、視覚的に理解しやすい教材や、手を動かしながら覚える活動など、子どもたちの「得意」に合わせた方法を採用しています。
「わかる」「できた」と感じることで、学習が苦手な子にも“自信”が育ちます。そうした前向きな気持ちは、学校生活にも良い影響を与えてくれます。保護者の方から「勉強に向かう姿勢が変わった」「家でも机に向かう時間が増えた」といった声をいただくことも多く、私たちにとって大きな励みとなっています。
05ソーシャルスキルトレーニング(SST)で社会性を育む
子どもたちが将来、社会の中で安心して暮らしていけるようにするためには、人との関わり方を学ぶことが大切です。その一歩として、私たちはソーシャルスキルトレーニング(SST)にも力を入れています。
SSTでは、日常生活の中で起こり得る場面(例:あいさつ、順番を守る、気持ちを伝えるなど)をロールプレイ形式で練習します。たとえば、「お友達が遊びたいおもちゃを使っていたらどうする?」「先生にわからないことをどうやって聞く?」といった具体的なシチュエーションを設定し、スタッフが寄り添いながら練習を進めていきます。
最初は戸惑う子どもたちも、繰り返すことで少しずつコツをつかみ、自信を持って人と関わることができるようになります。これは、集団活動の中でも大きな効果を発揮し、学校生活や家庭での人間関係にも良い変化をもたらしてくれます。
06チームで支える安心感
私たちの事業所には、保育士・児童指導員・理学療法士・言語聴覚士など、多様な専門職が在籍しています。それぞれの専門性を活かしながら、子どもたち一人ひとりに合った支援計画を立て、スタッフ間で密に連携を取りながら実践しています。
また、保護者の皆さまとのコミュニケーションも大切にしています。日々のお子さまの様子や、小さな成長の喜びを共有することで、ご家庭との連携がより深まり、支援の質も高まっていきます。どんな些細なことでも気軽に相談できる関係づくりを心がけています。
07地域とともに歩む未来へ
私たちは、これからもこの地域で「子どもたちが笑顔になれる場所」を提供し続けたいと願っています。支援が必要な子どもたちやそのご家族が、孤立せず、地域の中で温かく包まれる社会をつくること。それが、私たちの目指す未来です。
児童発達支援・放課後等デイサービスの枠を超え、保育園・幼稚園・学校・医療機関・地域支援機関など、さまざまな立場の方々と連携を取りながら、子どもたちの未来に必要なサポートをこれからも模索してまいります。
私たちは、すべての子どもたちに「ここに来てよかった」と思ってもらえるような居場所を提供し続けます。そして、子どもたちの笑顔とともに、地域の皆さまと手を取り合いながら、これからも歩み続けます。